高橋たか子旧宅

★概 要★

「京都を彩る建物や庭園」に選定(第14-004号) された「高橋たか子旧宅」の歴史と、建物及び庭について説明します。
選定証


歴史について建物について庭について

🔷歴史について🔷

  • この旧宅は、高橋たか子の父岡本正次郎を施主とし、その父で宮大工である岡本米次郎が1938年に建てた 数寄屋風の建物です。たか子は、6歳の時の12月から1954年の大学卒業後11月に高橋和巳と結婚するまでの間、 また結婚した翌年の4月から夫高橋和巳と共に3年間この家の2階に住みました。さらに、1988年にフランスから帰国し、 この家で母の世話をし、2000年に母を看取った後2003年に茅ヶ崎市の老人ホームに入居するまでこの家に住みました。
    和巳・たか子がこの家にいた頃、小松左京を始め高橋和巳の多くの友人がこの家を訪問し、 彼らの思い出話にこの建物や庭が登場します。また、高橋たか子のエッセーにも、この家のことが登場します。 高橋和巳の処女作「捨子物語」はこの家で執筆されました。 小説家高橋和巳・たか子の原点がこの旧宅にあるということができます。


  • 建設時の設計図と比べてみますと、台所の井戸・水道設備、トイレの水洗設備など少し改変されていますが、それ以外は 庭を含めほぼ建築当時の形が残されています。 当時の設計図に記載されている東側立面図と南側立面図は次のようでした。 東立面図南立面図


  • 1940 年頃
  • 主木の松 (1945) 東側 (1946) 南側(1946)
    1945庭        1946表玄関 1946南側


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歴史について建物について庭について  

🔷建物について🔷

岡本米次郎は、京都で寺院や神社を専門とする宮大工の棟梁でした。 その手法が随所に見られます。
  • 玄関
  • 玄関前の踏み石 数寄屋造りの庇 玄関の間
    踏み石 庇 玄関の間

  • 一階
  • 座敷 文麟のふすま絵 雪見窓 数寄屋造りの廊下天井
    座敷 雪見窓 天井

  • 二階
  • たか子の部屋 座敷 文麟のふすま絵 廊下:たか子の手垢の付いた柱
    夏 冬 冬


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歴史について建物について庭について  


🔷庭について🔷

下り蹲いと手水鉢、中央に主木の黒松と灯籠のある苔に覆われた典型的な和風の庭です。約100種類の樹木や花が植えられており、 四季折々に様々な花を楽しむことができます。たか子はその花を見るのを楽しみにしていました。

  • 全景
  • 夏 冬

  • 下り蹲には、色々な遊び心のある工夫が見られます。遠くの山の夫婦滝と子供の滝から池に水が流れ込み、 その池には数匹の魚が泳いでいます。猪目(ハート)型の灯籠は、和巳とたか子の愛を育みました。
  • 下り蹲 深山の夫婦滝・子供滝 池に遊ぶ魚猪目の灯籠
    蹲 滝 滝 滝

  • 庭には中央の灯籠の他に2基の五輪の石塔が、おかれています。
  • 大灯籠 五輪の石塔 五輪の石塔
    蹲 滝 滝

  • 庭にはおよそ100種類の木や花が植えられています。下り蹲の周りに一両(アリドウシ)、十両(ヤブコウジ)、百両(カラタチバナ)、 千両(クササンゴ)、万両(ヤブタチバナ)も植えられています。
  • 一両 十両 百両千両万両
    蹲 滝 滝 滝 滝

  • たか子は犬が大好きでした。庭の石にも犬に見えるものがあります。
  • セントバーナード シーズー プードル
    蹲 滝 滝


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